圧力を知らせる機能と、ひげ濃度を測る機能は別

Philips S7882/51、S9696/50、S9980/50は、シェーバーを肌へ押す力を光で知らせます。XP9404/49は、圧力に加えて回転式を動かす方向と速さをリアルタイムで案内します。強く押しがちな人が、感覚だけでなく表示を基準に手元を調整できる機能です。

これに対して、PanasonicのラムダッシュAI・AI+、Braunの人工知能、Philipsのひげ密度感知は、ひげの濃さに応じてモーター出力を調整します。検知対象は押す力ではありません。出力制御があっても、強く押したときに光で警告するとは限らないため、商品名にあるAIやセンサーという語だけで判断しません。

圧力表示を優先するならPhilipsの4機種、出力制御とヘッドの追従を優先するなら残る6機種という順に絞れます。

可動ヘッドは、動く方向と刃の幅を合わせて見る

ES-L361Wは3枚刃と密着3Dヘッド、ES-L551UとES-L670Uは5枚刃・6枚刃と密着5Dヘッドを組み合わせます。広い頬を一度に覆う面積は刃数とともに増えますが、鼻下や口角では3枚刃の幅が扱いやすい場合があります。

Braun 72-C1500sは、個別に浮き沈みする刃と前後・左右へ動くヘッドを合わせた360°密着システムです。8560ccは前後へ動くアゴ下PRO密着ヘッドと4+1カットシステムを備えます。同じ「密着」でも可動方向と刃の構成は異なります。

Philipsの回転式は3つの円形ヘッドを肌へ軽く当て、小さな円を描いて動かします。S5887/16、S7882/51、S9696/50、S9980/50の360-Dフレックスヘッドと、XP9404/49の360プレシジョンフレックスヘッドは、顔の凹凸へ追従させるための機構です。手首で本体を押し込むのではなく、ヘッドが動ける角度を保ちます。

圧力表示は、光だけか動作ガイドまで使うか

S7882/51、S9696/50、S9980/50は、押す力を光で見分けられます。さらにシェービング動作検知とアプリを使うと、回転式で円を描く動かし方も確認できます。S7882/51は45枚刃、S9696/50とS9980/50は72枚刃なので、圧力表示が同じでもカット構成は同一ではありません。

XP9404/49はSkinIQ Proにより、圧力と動かし方を本体表示とアプリで案内します。光で押し過ぎだけを確認するのか、動かす方向と速さまで確認するのかで、必要な案内の範囲を決めます。

アプリを使わない場合でも本体の圧力表示は利用できますが、動作履歴やガイドを使うにはスマートフォン側の設定が増えます。購入後に使わない機能を増やさないよう、本体だけで完結したいかを先に決めます。

圧力表示がなくても、モードと駆動を選べる

Braun 72-C1500sは、ターボ、スタンダード、ジェントルの3モードを切り替えられます。部位に応じて駆動を変えたい人が、手元で明示的にモードを選べる構成です。8560ccは毎分10,000回の音波振動とひげ濃度に応じた出力調整を組み合わせます。

Panasonic ES-L361Wは約13,000ストローク/分、ES-L551UとES-L670Uは約14,000ストローク/分で刃を駆動します。ラムダッシュAI・AI+はひげの状態を検知して出力を制御しますが、押す力の表示はありません。動力を自動調整する機能と、手元の力を調整する操作を分担して使います。

S5887/16は圧力表示を省き、45枚刃、毎分約90,000回のカット、360-Dフレックスヘッド、ひげ密度感知を備えます。アプリや圧力表示を使わず、回転式の基本的な動かし方で剃る候補です。

洗浄方法と設置面積まで含めて選ぶ

ES-L670Uは全自動洗浄充電器、Braun 8560ccは5in1アルコール洗浄器が付属します。Philips S7882/51、S9696/50、S9980/50、XP9404/49はクイッククリーンポッドを使えます。いずれも本体のほかに洗浄器と交換用洗浄液を置く場所が必要です。

洗浄器を使わないES-L361W、ES-L551U、72-C1500s、S5887/16は、指定された方法で刃部を水洗いします。洗浄後は刃部を開いて乾燥させ、外刃やシェービングヘッドの交換品番を本体型番と対応させて管理します。

充電も、USB Type-Cを使うES-L551U・ES-L670U、充電スタンドが付属するES-L361W、専用充電器を使うモデルで異なります。押す力の補助だけでなく、毎朝の充電場所と使用後の手入れを合わせると、継続して使う機種を選びやすくなります。