最初に、床へ置く向きを決める

体重計の寸法は、同じ数字でも置く向きで通路への出方が変わります。洗面台の前へ置きっぱなしにするなら、通路側へ出る奥行を先に測ります。KRD-403Tは奥行210mm、BC-768は217mm、KRD-503TとKRD-603T2は249mmです。洗面台の扉や引き出しを開けた状態でも足を置けるか確認します。

家具の隙間へ収納する場合は、厚さだけでは決まりません。24.55mmのS400、25mmのEFSBTW01WH、27mmのBC-768は薄い一方、床寸法はそれぞれ300×300mm、280×280mm、316×217mmです。巾木や給水ホースがある隙間では、本体の長い辺が途中で当たらないかも測ります。

足場寸法は、床占有面積と足の置きやすさを分けて見る

床を最も短い奥行で使うKRD-403Tは285×210mmです。A4用紙の短辺と同じ210mmですが、紙の上へ重ねられるという意味ではありません。本体の脚が硬い床へ接地し、両足を電極へ載せられる範囲が必要です。

BC-768は316×217mmで、奥行を抑えながら横幅を広く取ります。KRD-503TとKRD-603T2は奥行249mmに対して幅323mm、327mmです。足場を横に広く使う機種は、洗面台の脚や洗濯機の防水パンとの間に横幅を確保します。

280〜300mm角の機種は向きを選びにくい代わりに、床へ正方形に近い面積を取ります。EFSBTW01WHは280×280mm、KRD-203は285×280mm、S400は300×300mmです。狭い洗面所では「薄いから小さい」と考えず、床へ置く二辺を測ります。

立て掛け収納では、戻した直後の測定方法が変わる

BC-332LとBC-768は、立て掛けたり上に物を置いたり、設置場所から移動したりした場合でも、自動補正を経て乗るピタで測定できます。毎回収納から出して床へ戻し、そのまま乗る操作を続けたい人に分かりやすい組み合わせです。

RD-912も立て掛けて保管できますが、戻した直後は乗るピタを使いません。本体から個人番号を指定して測定するか、スマートフォンから起動して測定します。同じTANITAでも、立て掛け後の手順が異なります。

薄い機種を家具の隙間へ差し込むときは、本体だけでなく指を掛ける余白も必要です。収納場所から測定位置まで毎回持ち運ぶなら、約1.2kgのEFSBTW01WH、約1.3kgのKRD-403T、約1.45kgのS400が軽い側です。RD-912は約2.1kg、KRD-703Tは約2.2kgあるため、持ち上げる回数も含めて選びます。

表示は、発光方式と文字サイズを分ける

薄暗い洗面所では、KRD-403T、KRD-503T、S400、EFSBTW01WHのLED表示が候補です。BC-332Lはバックライト表示を備えます。発光する表示でも文字の大きさは同じではないため、普段立つ位置から見下ろした角度を想定します。

BC-768は文字高29mmを公式資料で確認でき、数字の大きさを基準に選びやすい機種です。EFSBTW01WHは本体へ体重を表示し、体脂肪率や骨格筋率などの詳細はアプリで見ます。本体だけで確認したい項目と、スマートフォンで見てもよい項目を分けます。

電池と計量範囲は、収納後の使い方と一緒に確認する

単4形乾電池3本を使うのはS400とEFSBTW01WHです。KRD-403T、KRD-503T、KRD-603T2、KRD-203、BC-768は単4形4本、KRD-703T、BC-332L、RD-912は単3形4本を使います。家庭で常備する電池をそろえると、交換時の手間を減らせます。

計量範囲の上限は、OMRONの5機種が135kg、BC-332L、BC-768、S400、EFSBTW01WHが150kg、RD-912が180kgです。下限はOMRONが2kg、EFSBTW01WHが3kg、S400が0.1kgで、体重帯によって表示単位が変わる機種もあります。体組成の対象年齢や表示項目は体重の計量範囲とは別に定められています。

家庭用体組成計は、同じ床と時間帯で推移を見る

体脂肪率、筋肉量、骨格筋率などは、足裏から流す微弱な電流と登録情報から算出する推定値です。食事、運動、入浴、体内水分、測定時刻でも変わるため、違う機種の一回値を直接比べません。

洗面所に置く位置を固定し、同じ機種を同じ時間帯と姿勢で使うと、日々の推移を追いやすくなります。家庭用体組成計の結果は診断や治療の判断へ広げず、医療上の判断は医療機関の測定と説明に従います。