最初に分けるのは、ANCと通話用ノイズ低減
「ノイズキャンセリング」という言葉は、商品ごとに指している機能が異なります。電車や空調の音を自分の耳へ届きにくくするのがアクティブノイズキャンセリング(ANC)、通話相手へ送る声から周囲の雑音を抑えるのが通話用ノイズリダクションです。
通勤中の走行音を抑えたい場合は、Soundcore P40i、P31i、Sport X20、REDMI Buds 8 Lite、JBL Wave Buds 2へ絞ります。Soundcore K20iとRedmi Buds 6 PlayのAIノイズリダクションは通話用であり、音楽を聴く本人の周囲音を抑えるANCではありません。
イヤーチップの密閉感が苦手なら、装着方式を変える
ANC搭載5商品とWF-C510、Redmi Buds 6 Play、Victor 2商品は、イヤーチップで耳道を密閉するカナル型です。ANCの効き方や低音はイヤーチップの密閉状態でも変わるため、左右で別サイズが合う場合もあります。
Soundcore K20iはイヤーチップのないインナーイヤー型で、片耳約3.3gです。密閉感を避けやすい一方、耳の形によって保持力が変わります。Sport X20はイヤーフックの角度と長さを調整でき、運動中の保持を優先する構造です。長時間装着では、機能数より先に耳へ合う方式を選びます。
再生時間は、ANCオン時の単体時間で比べる
ケース込みの最大時間は、休憩中にケースへ戻して充電を重ねた合計です。一日中連続して聞く場合は、イヤホン単体の時間を見ます。さらにANC常用なら、ANCオン時の値へ切り替えます。
Soundcore P40iは通常時12時間/60時間からANC時10時間/50時間、P31iは10時間/50時間から8時間/40時間、Sport X20は12時間/48時間から7時間/28時間になります。JBL Wave Buds 2はANCオフ時に単体10時間・ケース込み40時間、ANCオン時の単体は8時間です。
ANCなしでは、WF-C510が外音取り込みオフで単体最大11時間、Redmi Buds 6 Playが7.5時間、HA-A6Tが7.5時間、HA-A20Tが7時間、K20iが6時間です。最大値は音量やコーデックなどの試験条件で変わるため、通勤・通学の往復時間に余裕を足します。
スマートフォンとPCを使うなら、マルチポイントを確認
2台へ同時接続できるのは、Soundcore P40i、P31i、Sport X20、WF-C510、REDMI Buds 8 Lite、JBL Wave Buds 2です。PCで会議をしながらスマートフォンの着信を受けたい場合に、接続先を削除して再登録する手間を減らせます。
ただし、2台の音声を同時に混ぜて再生する機能ではありません。会議アプリ、スマートフォンの着信、動画再生のどれへ優先的に切り替わるかを最初に試します。K20i、Redmi Buds 6 Play、HA-A6T、HA-A20Tは、1台ずつ接続して使う前提で選びます。
防水等級は、イヤホンと充電ケースを分けて読む
Sport X20はイヤホン本体がIP68ですが、水中、入浴、サウナでの使用は想定されていません。P31iはイヤホン本体IP55、REDMI Buds 8 LiteとJBL Wave Buds 2はイヤホン本体IP54、P40iとK20iはイヤホン本体IPX5です。
JBL Wave Buds 2は充電ケースにもIPX2が示されていますが、ほかはイヤホン本体だけが等級の対象です。IPX4のWF-C510、Redmi Buds 6 Play、HA-A6T、HA-A20Tを含め、汗や雨で濡れた後は端子まで乾かしてからケースへ戻します。
1万円以内では、使わない機能を減らす選び方もできる
ANC、マルチポイント、アプリEQ、ワイヤレス充電を一台へまとめるならP40iです。一方、ANCを使わないなら、WF-C510は小型本体とマルチポイント、K20iはインナーイヤー型と片耳3.3g、Redmi Buds 6 Playは単体7.5時間と5種類のEQへ予算を振り分けています。
アプリを開かず本体で3種類の音質を切り替えたい場合は、VictorのHA-A6TかHA-A20Tが候補です。HA-A20Tはマイクミュートと4サイズのイヤーピース、HA-A6Tは片耳3.9gと15分充電から最大85分再生という違いがあります。必要な機能を二つに絞ると、同じ予算内でも候補を具体的に分けられます。