3万円以内では、追加する機能を一つ決める

1万円以下のモデルでも、音楽再生、通話、IPX4前後の防滴、簡易的な外音取り込みを備える商品はあります。1万円超から3万円以内へ予算を広げる意味は、機能の数ではなく、毎日使う機能を具体的に追加できることです。

通勤で使うならANCオン時の単体再生時間、スマートフォンとPCを併用するならマルチポイントの接続台数、Androidで音源の情報量を重視するならLDACやaptX、机で充電するならQi対応が分岐です。すべてを搭載するモデルへ寄せる前に、週に何度使う機能かを決めます。

ANCと通話マイクは別々に確認する

ANCは、イヤホンを着けた人へ届く電車や空調などの騒音を低減する機能です。通話相手へ届く声の明瞭さは、通話用マイクの数、ビームフォーミング、風ノイズ低減、音声抽出処理で決まります。

WF-1000XM5は風ノイズ低減構造と骨伝導センサー、JBL Tour Pro 3は左右合計6マイク、Nothing Ear (3)はケース側のSuper Micを備えます。ANCという同じ表示だけで通話用途まで判断せず、音楽を聴く時間と話す時間を分けて選びます。

再生時間は、ANCオン・単体の数字から比べる

ケース込みの最大値は、途中でイヤホンをケースへ戻して再充電した合計時間です。連続する移動や勤務中に使うなら、まずイヤホン単体の数字を確認します。

ANCオン時では、WF-C710Nが約8.5時間、Liberty 5が最大8時間、HA-A110Tが最大13時間、ATH-CKS50TW2が最大15時間です。Sleep A30はBluetooth再生と本体保存音源で条件が変わるため、一般的な音楽用モデルの最大値とそのまま比べません。

iPhoneはAAC、対応AndroidはLDAC・aptXも選択肢

LDAC対応は、Liberty 5、HA-A110T、EAH-AZ80、Nothing Ear (3)、WF-1000XM5などです。iPhoneとiPadはLDACに対応しないため、これらをAACで使うことになります。ACCENTUM True WirelessはLDACではなくaptXとLC3に対応します。

コーデックを切り替えるモデルは、メーカーアプリでの有効化やファームウェア更新が必要な場合があります。再生機器とイヤホンの両方が同じコーデックへ対応して初めて使用できるため、イヤホン側のロゴだけでは決めません。

2台接続と3台接続を使い分ける

スマートフォンで音楽を聴き、PCの着信へ切り替えるなら2台マルチポイントで足ります。EAH-AZ80は3台同時接続に対応するため、仕事用PC、私用スマートフォン、タブレットを登録したまま使う場合に差が出ます。

接続台数が増えても、同時に3台の音を混ぜて再生する機能ではありません。どの機器から音を出すかを切り替える仕組みなので、普段使う機器が2台なら、3台対応だけを理由に重量や再生時間の条件を変える必要はありません。

ケースは、充電器・操作画面・送信機のどれにするか

Qi対応ケースは、Liberty 5、HA-A110T、ACCENTUM True Wireless、Live Beam 3、EAH-AZ80、ATH-CKS50TW2、Bose QuietComfort Earbudsなどです。机や枕元にQi充電器がある場合は、USB-Cケーブルを挿す回数を減らせます。

Live Beam 3はケースの画面から音量やEQを操作します。Tour Pro 3は画面操作に加え、ケースをUSB-Cまたは3.5mm端子の音声トランスミッターとして使えます。一方、画面付きケースは約72gあるため、ポケットの軽さを優先するなら機能との交換条件になります。

インナーイヤー型と睡眠特化型は、別の目的で選ぶ

AirPods 4は耳をシリコン製イヤーピースで密閉しないインナーイヤー型です。この商品カードのASINはANC非搭載版で、軽さとApple機器連携を優先する構成です。電車での遮音を最優先するなら、密閉するカナル型を先に検討します。

Sleep A30は片耳約3gで、低周波向けANC、入眠サポート音、いびきマスキング、睡眠時間や体勢の記録を組み合わせた睡眠特化型です。日中の通勤用と一台で兼用するより、横向き寝と一晩の再生モードが必要かを基準にします。