風量は、測定規格と吹出口を一緒に見る

掲載商品の風量は、同じm³/分でも測定条件が揃っていません。SHARP IB-WX901はIEC規格で7.4m³/分、TESCOM TD670AはJIS基準で2.5m³/分、NIB400AはJIS基準で1.1m³/分です。SALONIAのスムースシャインドライヤー2.4m³/分とスピーディーイオンドライヤー2.3m³/分はメーカー独自基準です。

長く量の多い髪では、数字に加えて風が根元へ届く仕組みを見ます。IB-WX901は4つの吹出口から広く風を送り、EH-NA0Kは付属の根元速乾ノズルで風を絞ります。Panasonicの内蔵速乾ノズルは、強弱差のある風で濡れて密着した毛束をほぐす構造です。全体を乾かす段階では風を広く通し、根元が残る場合は専用ノズルへ替えると役割が明確になります。

500g前後を境に、風量と腕への負担を分ける

公称質量が最も軽いNIB400Aは本体425g、セットフード込み450gです。SALONIA スムースシャインドライヤーはノズルなし約493g、スピーディーイオンドライヤーはノズル込み約495g、IB-WX901は付属品なし約515g、TD670Aはセットフード込み520gです。

Panasonic 4商品はEH-NE5Mが約545g、EH-NA0Kがセットノズルなし約550g、EH-NA7Mが約565g、EH-NA9Mが約580gです。NIB500Bは本体620g、セットフード込み650gあります。乾かす時間が長い場合は、最大風量を上げるだけでなく、500g前後で持ち続けられるか、650gでもBOOSTの送風を優先するかを先に分けます。

根元用とセット用では、ノズルの役割が違う

EH-NA0Kの根元速乾ノズルは、毛量が多く根元へ風が届きにくい場合に使う専用品です。内蔵速乾ノズルは全体の毛束をほぐす役割、セットノズルは狙った場所へ薄い風を当てる役割です。3種類を同じ場面で付け替えるのではなく、根元、全体乾燥、ブローへ工程を分けます。

TESCOM TD670A、NIB500B、NIB400Aのセットフードと、Panasonic EH-NA9M・EH-NA7Mのセットノズルは、髪の流れに沿って風を当てるブロー向けです。SALONIA スピーディーイオンドライヤーはノズルを付けると公称温度が約80℃から約103℃へ変わるため、風を集中させるときは毛先との距離も変えます。

根元の温風から、毛先の低温・冷風へ切り替える

TD670Aは風量3段階と温度3段階を別々に選び、AUTOで温風と冷風を自動切替できます。NIB500BもBOOST・TURBO・SETとHIGH・LOW・COOLが独立し、温冷自動切替ボタンを備えます。SALONIA スムースシャインドライヤーは約75℃の温風、EH-NE5Mは強い低温風の低温ケアモードを選べます。

距離や室温に合わせて自動調整したい場合は、EH-NA0KとEH-NA9Mのスマートセンシング、IB-WX901のSENSINGモードが候補です。根元の水分を飛ばした後も同じ高温・強風を続けず、中間から毛先では低温、温冷自動、冷風のいずれかへ切り替えます。

消費電力は洗面台のコンセントで確認する

TD670Aは1400Wで、メーカーは定格容量が1400W未満のコンセントでは使用できないと案内しています。NIB500Bは1300W、ほかの掲載商品は1200Wです。Panasonicは1200Wの商品について、定格15A以上のコンセントを単独で使うよう案内しています。

洗面台のコンセントは合計消費電力の上限が表示されている場合があります。ドライヤーと暖房器具などを同時に接続せず、延長コードやたこ足配線も避けます。大風量を選ぶ前に、使う場所の定格容量まで合わせます。

長い髪は、吸込口へ巻き込ませない清掃も必要

長い髪を乾かすと、抜けた毛髪やほこりが吸込口へ集まりやすくなります。IB-WX901はユニット清掃ブラシ、TESCOM TD670Aはほこりや髪を取り除きやすい吸込口を備えます。機種ごとの取扱説明書に従い、電源プラグを抜き、本体が冷えた状態で清掃します。

吸込口が詰まると風が弱くなり、温風が熱くなったり安全装置が働いたりする原因になります。髪を乾かす順番だけでなく、吸込口を目視する頻度と、カバーやフィルターの外し方まで選定に含めると、大風量を維持しやすくなります。