最初に通常塗り、一度塗り、透明色を分ける
水性模型用塗料は、同じ「水性」でも塗り方が同じではありません。水性ホビーカラーとWarpaints Fanaticは、下地の上へ色を重ねて面を塗り分ける通常塗りが中心です。Acrysionも基礎6色を組み合わせる水系塗料ですが、水性ホビーカラーとは別の製品系統として、希釈材と手入れの手順を分けます。
Speedpaintは、白、ベージュ、アッシュグレー系の明るい下地へ塗り、凹部へ流れる塗料で陰影を作ります。Starter、Most Wanted、Metallicsの違いは、基本10色、24色の拡張、メタリック10色という収録範囲です。
Vallejo Game Color Inksは透明色で、すでに塗った不透明色の上から影や色味を加えます。Model Color Metallic Colorsは金属色だけを8色追加するセットです。どちらも基本色一式の代わりではなく、手持ちの色へ特定の表現を足す役割です。
国産2セットは色数と道具の範囲が違う
水性ホビーカラー HS30は、白、黒、赤、黄、青、緑、銀、金の10ml×8色です。筆2本、かくはん棒、計量スプーン、塗料皿2枚が入り、プラモデルだけでなく紙と木にも使えます。基本6色に金と銀を加え、調色と筆塗りに使う小物まで一箱にまとめた構成です。
Acrysion NS30は、黒、白、赤、黄、青、緑の6色と、筆、塗料皿2枚、調色用スプーンを収録します。金属色は含まれず、Acrysionの基礎色から始める構成です。同じGSIクレオスでも塗料系統が違うため、手持ちのうすめ液を共用する前提にはしません。
Speedpaintは色数より先に下地を用意する
Speedpaint Starter Set 2.0は18ml×10色と筆、ガイドを収録し、最小構成で一度塗りを始められます。Most Wanted Set 2.0は18ml×24色で、新色13色とメタリックを含みます。すでにSpeedpaintの塗り方と道具があり、塗り分ける色を増やす構成です。
Metallics Set 2.0は18ml×10色がすべてメタリックで、筆とガイドも付属します。鎧、武器、機械部品など金属面だけをSpeedpaintの手順で増やせます。3商品とも、白、ベージュ、アッシュグレー系の明るい下地を使う点は共通です。
Warpaints Fanaticは11本、22本、50本で工程が広がる
Starter Setは、通常アクリル7本、メタリック2本、ウォッシュ1本、筆塗りプライマー1本の18ml×11本です。筆とミニチュアも付属し、下地、基本色、影、金属色を段階的に使う小さな構成です。
Most Wanted Setは18ml×22本で、通常アクリル14本に肌色2本、エフェクト2本、メタリック2本、ウォッシュ1本、筆塗りプライマー1本を組み合わせます。Starter Setより人物やモンスターの肌、特殊効果へ範囲を広げます。
Mega Setは18ml×50本で、通常アクリル36本、肌色4本、メタリック3本、エフェクト3本、ウォッシュ4本です。筆とプライマーは含まれず、道具と下地用品をすでに持つ環境で、多くの通常色と効果色を追加する構成です。
Vallejoは透明な影色と金属色を別々に足す
Game Color Inks Ref.72.296は、Skin、Yellow、Red、Violet、Blue、Green、Black Green、Blackの透明8色です。下地を覆うのではなく、シェーディング、グレーズ、色味の調整に使います。不透明な基本色を塗った後に、くぼみの影や面の色調を変える役割です。
Model Color Metallic Colors Art.70.118は、金属表現向けの8色です。鎖かたびら、剣、銃器など、金属要素を複数の色で塗り分けたい場合に使います。透明インクとは異なり、用途を金属色の通常塗りへ絞ったセットです。
The Army Painterの水性アクリル塗料は、メーカーの安全情報で14歳未満には適さないとされています。色数だけでなく、対象年齢と、下地から仕上げまでのどの工程を追加するセットかを分けて選びます。