連写では「読む速さ」より「書く速さ」を見る

最大読出速度は、撮影後にカードからパソコンへデータを移す場面で効く指標です。連写中はカメラからカードへ書き込むため、V60・V90とメーカー公称の最大書込速度を分けて見ます。

V60は最低書込速度60MB/s、V90は90MB/sの区分です。一方、最大書込100MB/sや299MB/sはメーカー所定条件での上限値で、常時その速度が続く保証ではありません。V90が必要な動画モードもあるため、静止画の連写だけでなく、カメラの取扱説明書が指定するスピードクラスを確認します。

UHS-IIはカメラ側のスロット対応が前提

UHS-IIカードの背面には2列目の接点があります。カード側がUHS-IIでも、カメラのスロットがUHS-IまでならUHS-IIの転送速度は使えません。デュアルスロット機では、片方だけUHS-II、もう片方はUHS-Iという構成もあります。

2枚同時記録では、遅い側のカードやスロットが記録待ちへ影響する場合があります。RAWとJPEGの振り分け、同一データのバックアップ、静止画と動画の振り分けのうち、どの設定で使うかを決めてから2枚を組み合わせます。

V90は速度、V60は容量との配分で選ぶ

F2PRO 128GB・256GBとSF-G128TはV90で、最大書込299MB/sです。128GBで撮影単位を分けるか、256GBで交換回数を減らすかが主な違いです。SonyのSF-G128TはIP68、5m落下、曲げ強度も判断材料になります。

V60では、Lexar 1800xが128GBで最大書込210MB/s、256GBで205MB/s、SF-M128Tが150MB/sです。ProGrade V60 GOLDは128GBが100MB/s、256GB・512GBが130MB/sなので、同じシリーズ内でも容量と公称書込速度が変わります。Kingston SDR2V6/128GBは最大書込100MB/sです。

容量は一日の枚数と交換できるタイミングで決める

高画素RAW、RAW+JPEG、長い連写では1回の撮影量が増えます。128GBを複数枚に分ければ撮影単位で管理しやすく、256GB・512GBならイベント途中の交換を減らせます。

容量を増やすほど、撮影後に一度で転送するデータ量と、バックアップ先に必要な空き容量も増えます。カメラの記録可能枚数表示を本番と同じ画質設定で確認し、一日の撮影量、交換できる休憩、転送先の容量を同時に決めます。