先に測るのは扉の内側から使える奥行

引き出し収納の外寸は、クローゼットの壁から壁までではなく、扉を閉められる範囲で見ます。折れ戸の蝶番や開き戸の可動域、背面の巾木を除くと、表示寸法より使える奥行が短くなるためです。

今回の10商品では、SANKA D2SC-SWBKが奥行35.8cm、W-543とFC40-3020が40cm、無印良品が44.5cm、MOS-05が46.5cmです。BCシリーズは50cm、CS-D2は52cm、Fits M-30とM-53は53cmを使います。

外寸が同じでも内寸高で入る衣類が変わる

BC-LとBC-LDは幅39cm、奥行50cm、3段までという条件が共通です。BC-Lの内寸高は17.9cm、BC-LDは24.4cmで、深型のBC-LDは65mm高くなります。薄手のシャツを分けるならBC-L、セーターなど厚みのある衣類をまとめるならBC-LDが候補です。

Fits M-30とM-53は内寸高18cm、奥行48.4cmが共通です。違いは内寸幅で、M-30が24.7cm、M-53が33.7cm。クローゼットの幅が限られる場合はM-30、畳んだ衣類を横に広く置くならM-53に分かれます。

積み重ね段数と耐荷重は別々にそろえる

FC40-3020は6段まで積み重ねられ、引出耐荷重3kg、天板耐荷重5kgです。高さ20cmを6段積むと120cmになるため、シャツやジャケットの裾より下に収まる段数で使います。

Fits M-30とM-53は3段までです。M-30は引出耐荷重2.7kg、3段全体耐荷重14.1kg。M-53は引出耐荷重3.6kg、3段全体耐荷重17.4kgです。段数だけでなく、各引き出しと積み上げ全体の両方を公称範囲へ収められます。

BC-L、BC-LDは3段までですが、耐荷重の数値は公式ページにありません。SANKA、CS-D2、MOS-05も組み合わせ構造は案内されている一方、積み重ね荷重の数値は示されていません。重い衣類を数値で管理するなら、耐荷重が公称されるFC40かFitsが比較しやすい構成です。

一体型と単体ケースで引っ越し時の扱いが変わる

W-543は3段一体で、外寸は幅54×奥行40×高さ62.5cmです。1段ごとの引出内寸が幅48.5×奥行35.3×高さ16.6cmと広く、Yシャツ8枚、セーター4枚、バスタオル4枚が公称目安です。一方、本体を1段ずつ分ける構成ではありません。

BC、Fits、CS-D2、MOS-05、FC40は単体ケースを積み重ねる構成です。本体の分解手順は公称されていませんが、段ごとのケースへ分けて移動でき、転居先では使える高さに合わせて段数を変えられます。

小物は浅型、タオルは内寸高で選ぶ

SANKA D2SC-SWBKは高さ12.6cmの浅型で、仕切り2枚が付属します。Wタイプの上にSタイプを2個並べられるため、靴下、ハンカチ、ベルトなどを横方向に分ける用途に合います。

MOS-05は外寸幅25.5cmに対して内寸高22.5cmを確保し、バスタオル約7枚またはタオル約12枚が公称目安です。幅違いのMOSシリーズとも組み合わせられ、同幅の引出し同士はジョイントできます。

キャスターは掃除しやすさと完成高をセットで考える

Fits M-30とM-53は別売キャスターで高さが5cm増えます。3段なら本体69cmにキャスター分を加え、合計74cmです。床掃除のために動かすなら便利ですが、長い衣類の裾とぶつかる場合はキャスターなしの方が段数を確保できます。

FC40、CS-D2、MOS-05、無印良品、SANKAも専用キャスターまたは対応部品があります。異なるシリーズのキャスターは流用せず、型番に合う専用品と完成時の高さを組み合わせて選びます。

買い足しは現行シリーズの規格で揃える

FC40、BC、Fitsクローゼット、CS、MOSは、公式に複数サイズやセットが掲載されています。最初に1〜3段を置き、衣類が増えたときに同じ規格を追加しやすい構成です。

W-543は公式ページが生産終了表示です。現在の設置に1台で合う場合は候補ですが、後から同型を揃えて左右対称に増設する使い方には向きません。買い足しを前提にするなら、公式ラインナップが続くシリーズから幅・奥行・高さを決めると構成を保ちやすくなります。